子どもも一緒に楽しめるおすすめの紅葉スポットは、一か月間のみの限定公開!

お出かけ

北海道は暑い夏でもお盆を過ぎれば秋風のように涼しい風が吹き始め、気温も下がることが多いです。今年の十勝も、お盆が過ぎた後は急に20℃前半が最高気温の日が続きました。あれだけ暑い暑いとうんざりしていましたが、これから寒くなっていくのかと思うと毎年のことながらさみしくなります。

涼しくなってきたなと思ったら、北海道はもう紅葉のシーズンを迎え始めるのでその情報収集を始めなければなりません。大雪山系の黒岳は9月上旬からもう色づき始め、中旬には見頃を迎えます。もちろん日本最速です。

十勝も10月に紅葉シーズンを迎え、山の方も街の方も赤や黄色のグラデーションが美しいです。

私のおすすめする紅葉スポットが十勝の鹿追町にあり、約一か月間のみという限定公開の場所なので、ご紹介します。

その名も「福原山荘」

  • 福原山荘とは

十勝ではおなじみのスーパー「フクハラ」の創業者、福原治平氏の別荘だったものです。

もともとニジマスの養殖場だった土地にヤマモミジを植樹し、山荘として整備しました。

2007年から一般に無料公開されるようになりました。いつでも見られるわけではなく、紅葉シーズンの約一か月間だけの限定です。

  • 広大な敷地と自然を活かした庭園

福原山荘を訪れると、本当に敷地が広いことに驚きます。数字にすると8.5ヘクタールですが、ちょっとわかりづらいですよね。敷地はほぼ南北に長く広がっていて、だいたいですが端から端までで500mから600mほどあります。

入り口を入ると展望台があり、山荘と庭園を望むことができます。それでもすべてを見ることはできませんが、手前にあるどんぐりの池と山荘、実際に彫刻の建っている彫刻の池が見えます。

展望台を下って山荘に向かって歩いていくと、モミジが点々と植えられていて期待が高まります。彫刻の池までたどり着くと、真っ赤に色づいた木々が池の周りに立ち並びこの周辺が一番美しく感じました。

山荘は立ち入ることはできませんが山荘の前から池を眺めると、池にもはっきりと紅葉した木々が池に映りこんでため息が出るほどの美しさです。

左手を見ると、歩いてきたところより背の高い大きなモミジが密集して枝葉を伸ばし、圧巻の景色です。紅葉が進めば一面に赤や黄色やオレンジの絨毯の上を歩くことができ、上も下も燃えるように美しいです。この辺りは平らで広々としています。紅葉した木の間を子どもたちが走ったり、きれいな葉を探してたくさん集めたりする姿をよく見ます。池からも離れているので安心できます。

庭園内には小川が流れ、3つの池と5つの滝があります。この滝は大きいものではなく細く短めの水の澄んだきれいな滝ですが、自然に流れてきているものです。曲がったり岩があったりと作りこまれていない美しさがあります。本当にこんな所に泊まってみたいと思えるほど別世界のような美しさです。

  • 今年の公開はいつ?

2021年の公開は9月18日から10月17日までの予定となっています。紅葉の進み具合により延長することもあるそうです。公式ツイッターに今現在の山荘の紅葉情報が投稿されますので行く前にチェックしてみると一番いい時に行くことができます。

ちなみに、福原山荘はペットと一緒に散策することもできます。こんなに広い場所できれいな景色を一緒に見ることができたら嬉しいですね。

ただし、ここは北海道の山です。クマが出る可能性は十分にあります。入り口にクマよけの鈴が置いてありますが過信せず、まわりにはくれぐれも注意して散策をしてください。

福原山荘
住所:北海道河東郡鹿追町北瓜幕5
・鹿追町から道道85号線に入り、然別湖方面と道が分かれるところを道道1088号線へ。道なりに進むと右手に福原山荘の看板あり。
・駐車場は3か所あります。
開園時間:午前9時-午後4時
電話:0156-66-1010(福原記念美術館)

紅葉で感動したあとは、美術館で感性を磨いてみては?

美しい紅葉を見たあと、感動をそのままにさらに美しいものを見てみませんか?

福原山荘を管理している福原記念美術館が、同じく鹿追町にあります。山荘を作った福原治平氏が長年コレクションしてきたものを展示しています。

日本人の絵画が中心で、彫刻・掛け軸・ガラス工芸品などを見ることができます。

江戸時代の掛け軸の展示もあり、古い掛け軸はあまり目にしたことがなかったので、そんな昔の物が今でも残っていること、残るような物を作り出した人への尊敬の念しかありません。

十勝が舞台だった朝ドラ、「なつぞら」で吉沢亮さんが演じた天陽君のモデルとなった画家の神田日勝さん。こちらの美術館では、32歳という短い生涯を閉じた彼の作品も多数展示されています。

わりと新しくできた美術館で、きれいに整備された広々とした庭が見渡せるカフェも併設されています。美術館を見学しなくても利用できるので気軽に入ることができます。

パスタを中心にハンバーグなどしっかりメニューもあり、山荘でたくさん歩いたお腹を満たせますよ。スイーツも充実しています。

福原記念美術館
住所:河東郡鹿追町泉町1丁目21
開館時間:午前9:30-午後5:00(最終入館は午後4:30まで)
休館日:毎週月曜日 年末年始
※月曜が祝日または祝日の振替休日の場合は開館、翌火曜が休館
電話:0156-66-1010
ランチ&カフェえんじゅ
営業時間:午前9:30-午後5:00
休業日:毎週月曜日 年末年始
※月曜が祝日または祝日の振替休日の場合は開館、翌火曜が休館

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