乳児期から幼児期のお子さんを持つ親御さんたちは、とにかく食事に頭を悩ませているのではないでしょうか。
私の頭の中は、栄養バランス・イヤイヤ期・栄養バランス・簡単に作りたい・体重が増えない・栄養バランス……。もうイヤ!と叫びたいくらいでした。
2歳になった子はだいぶ体つきや動き方もしっかりとしてきて、お手伝いもしたがるようになりました。
ならば、子どもが成長しいろいろなことができるようになったら、おやつは一緒に作ってしまいましょう!
子どもも楽しめるし、大人も一緒に遊ばなければという時間も乗り越えることができます。
子どもの時の思い出は、案外そういう家で一緒に過ごしたりした何気ないものの方がなぜだか大人になっても鮮明に覚えていたりします。
そこで、子どもと一緒に手軽に作れるおやつをご紹介します。手抜きではありません。
楽しく生活するための工夫です。ほんとに楽チンですよ。
ロールパンでマリトッツォ風の満足おやつ
ロールパンもいいですが、ふんわりとした丸い感じのパンだと雰囲気が出ます。
そこにちょっと頑張って泡立てた生クリームをサンドしてパクっといきましょう!
パンは大人が少しだけ斜めに切ってあげると食べやすいと思います。
そこにお子さんたちがクリームを挟むだけです。泡立てるのを一緒にやってもいいでしょう。カラフルなチョコスプレーを振りかけても華やかになってかわいいです。
これのいいところは、簡単なのはもちろんのこと、好きなようにアレンジができますよね。
ちょっとリッチにクリームチーズやマスカルポーネなんか混ぜてみてもいいですし、バナナやブルーベリーなどの果物を数種類用意して一緒に挟んでみてもいいです。
大人は無糖のココアやコーヒークリームを用意してみてもおいしいです。
簡単コーヒークリームの作り方 ・生クリーム:1パック(200ml) ・砂糖:20g ・インスタントコーヒー:大さじ1 ・お湯:大さじ1 ①インスタントコーヒーをお湯で溶かしておく ②生クリームと砂糖を泡立てたら、冷ました①を混ぜ合わせてできあがり
簡単イチゴクリームの作り方 ・生クリーム:1パック(200ml) ・イチゴジャム:大さじ3~5をお好みで 市販のジャムをしっかりめに泡立てればイチゴクリームが簡単にできあがります。 もちろんイチゴジャム以外でもおいしくできます。 楽しすぎて食べすぎ注意です。
パンの方も究極は家にあるものでいいです。
マリトッツォから遠ざかりますが、もしクロワッサンがあればクロワッサンに切り込みを入れて挟めばバターの香りがいいおやつになりますよね。
マリトッツォ風でいいと思います。お子さんは本格的かどうかなんて知らないしどうでもいいんです。わいわい楽しく作って食べれればそれが一番です。
クリームパン、あんぱんなども簡単に。
買っても安いんですが、やはり子どもたちと作ったものは何だかおいしいと思います。
これもコッペパンやロールパンを使います。
以前、テレビで土井善晴先生がパンのはじから食事の時に使うようなナイフでグリグリっと穴をあけて、そこにその時はあんこだったかうぐいす餡だったかを詰め込んでできあがり。とやっていました。
「毎日のおやつはこれで十分なんです。形なんていびつでいいし、子どもたちとやればそれも思い出になる」というようなことをおっしゃっていました。
目からうろこというか「そうだよね、誰に見せるわけでも売るわけでもないんだから」と思ったのを覚えています。
これなら子どもたちも危なくないし、何より自分でできるという事がとても嬉しいと思います。
パンに季節の餡だったり、クリームだったりを入れて食べるのは実はとても贅沢なことだなぁと思います。
餡も買ったものでもいいですし、時間のある時にちょっと炊いてみてもいいと思います。
小豆は乾燥した豆をそのまますぐ茹で始めることができるので、案外ハードルが低く簡単にできます。甘さも調整できるので試してみてください。
小豆の炊き方 小豆:200g 砂糖:150g 水:1リットル 塩:一つまみ ①乾燥小豆を洗う前に割れていたり変色した豆をはじく ②水でさっと洗った後、水を切り鍋に移し分量外の水を小豆より3cmほど上まで入れて火にかける ③沸騰したら5分ほど煮てからザルにあけ渋抜きをする ④小豆と水1リットルを入れて沸騰後弱火にして1時間程度、指でつぶして芯まで柔らかくなるまで煮る。アクが出たら取る ※豆が水から出ないように注意!出そうになったら少しずつ水を足す ※新豆などは早く煮えます。40-50分で煮あがることもあるので時々確認してください。 ⑤煮あがったら煮汁の量を調整。豆がひたひたになるくらいまでが適量。砂糖を入れる ※砂糖の量は味を見ながら好みの味にしてください。 ⑥沸騰したら5分ほど弱火でコトコト煮て、塩を加える ⑦好みの固さまで煮詰めて完成!
季節の野菜をペーストにして詰めるのもおすすめです。カボチャやサツマイモは定番ですし、枝豆なんかもいいです。好みの甘さにするのに、砂糖を加えて最後に塩をほんの一つまみいれてできあがりです。
これなら栄養的にも安心できますよね。
おつまみにも。パンの耳でカリカリ。
パンの耳があったらすかさず油と合わせます。
昔からあるおやつでパンの耳を油で揚げて、たっぷり砂糖をまぶして食べるという物があります。
おやつと言えば甘いものを考えがちですが、虫歯や将来の病気などの事も考えて甘くないものも作ります。
フライパンにオリーブオイルを気持ち多めに熱して、そこにパンの耳を入れます。揚げ焼きよりも少ないくらいでいいです。きれいな焼き目が付いてカリカリになってきたら、マジックソルトを振ります。塩と何か乾燥させたハーブでもいいです。
魚焼きグリルでもできますよ。グリルにパンの耳を入れて上からオリーブオイルをかけて焼きます。
これがスナックのようで、子どももカリカリといい音をさせながらよく食べます。
香りがいいのでお酒のおつまみにもなる食べ方です。
きなこをまぶす場合はにおいの少ない油で焼いた後に、きなこと少量の塩を混ぜ合わせたものをまぶすのがおいしいです。
きなこ味がすると反射的に甘いような気がしますし、少量の塩がきなこをより引き立ててくれます。塩キャラメルのような感覚で意外と合うのでおすすめです。
とても簡単にできる我が家でのおやつ作りをご紹介してみました。
子どもは成長するにしたがって、大人の真似をしたがりますよね。
好奇心も満たしてあげたいし、自分で工夫したりこんなことができるんだと知ってほしいです。
毎日のことはあまり力まずに、楽しく長く続けていければ幸せだなあとおやつを食べながらしみじみと感じています。
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